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風景をテーマに作品を作るとき、作家がその時’どこ’に居るかが作品に反映されると考えます。そして同時に、表現された風景には、どこにいてもいつも変わらず確認できる作家独特の要素や特徴が現れていると言えるでしょう。今企画への参加作家は、レジデンスや研修、リサーチという機会を通して、広義での風景に一歩踏み込んだ関わりを持ちました。
レジデンス
ヘイミッシュ・カー » プロフィール
長期的な制作をオーストラリアの日常の生活から離れて行うこと。そこから見えた未見の風景。描き出した未知の世界。ヘイミッシュ自身が「リミットを拡大することができた」、という2二ヶ月の滞在制作は、東京・西荻窪の遊工房アートスペースで行われました。
期間:2011年7月1日―8月31日
受け入れ機関:遊工房アートスペース
リサーチトリップ
ジェレミー・バッカー » プロフィール
期間:2011年6月6日-19日
旅程:東京(遊工房アートスペース、版画工房カワラボ、文房堂、東京都近代美術館 他)、栃木(小山市立美術館、小山市周辺、他)、京都(桂離宮、興福寺、龍安寺、他)
キロン・ロビンソン » プロフィール
期間:2011年7月9日−19日
旅程:東京(森美術館、東京都現代写真美術館、杉並区近隣、他)、栃木(栃木県立美術館、大谷石石切り場、関東平野、小山市周辺、他)
ホームステイ
ジェレミー・バッカー » プロフィール
期間:2012年9月
滞在先:小山市
メルボルンでの展覧会を前に、滞在製作を行った日本人作家は、オーストラリアの風景から感じたことを作品に取り込み、また彼ら独特の世界観をそこに反映させています。
レジデンス
元田久治 » プロフィール
製作のための新たな刺激を求めて、元田はオーストラリア国内での視察旅行、およびメルボルン大学の版画工房でのスタジオレジデンスを9ヶ月に渡って行いました。
期間:2009年9月—2010年5月
受け入れ機関:メルボルン大学ヴィクトリアンカレッジオブアート学部版画学科
助成:文化庁海外研修制度
佐々木愛 » プロフィール
佐々木は、2008年のレジデンスでニュージーランドの雄大な風景を経験したのに引き続き、今回は、昔は地続きであったオーストラリア大陸での滞在製作を行いました。
期間:2010年6月−11月
受け入れ機関:メルボルン大学ヴィクトリアンカレッジオブアート学部ドローイング学科+ウェストスペース
助成:ポーラ文化財団
リサーチトリップ
片桐功敦 » プロフィール
風景の一部である生きた花を使って造形する華道家の片桐は、今回はアボリジナルの神話的世界と古くから姿が変わらないオーストラリアの自然との関わりを探る旅に出て、そして製作を行いました。
期間:2010年7月−8月
旅程:ノーザンテリトリー(アーネムランド)、タスマニア州